ひつじ草の忘れっぽノート

ひつじ草って睡蓮の一種のことらしいです。ゆらゆらボンヤリ、覚えることより忘れる方が得意なお年頃、読んだり見たりの備忘録。

真夏の伊勢神宮へ

8月4日、東海地方が気温40℃という歴史的な猛暑におそわれた日、名古屋出張の翌日を使って伊勢神宮へいった。

確かに熱暑だ。でも午前中のこともあり外宮でも内宮でも、御神域にいる間は思ったほどでもない。森パワーだ。またほとんど混雑感もなし。参拝後におかげ横町あたりをウロウロして、赤福を食べた後の午後1時くらいは、さすがにクラクラしたけど。

細かいことは省いて驚いたこと。お参りしているうちに「私の宗教、仏教というより神道なんだな、きっと」と、ぼわーっとした気持ちがわいてきた。

木とか、山とか、風とか、ご先祖様とかなら、特に難しいことなく有難いと思えるし、守ってもらえそうな気がする。これって、つまり神道ではと。

伊勢神宮の立地も、後ろに山があるちょっとした平地で、川が流れて森があって、ずーっと行くと海がある気配もあり、日本人が最大に心落ち着く配置。「ココがいいです!」と神さまが自分で選んだそうですが、そこにも納得感。

伊勢神宮遷宮は知っていましたが、正宮だけでなくて、別宮も全部、隣にお引越し用の敷地を持っている。なにかとてもキチンとして、律儀だ。

私の行った日は、内宮の別宮「風日祈宮」(かざひのみのみや)の祭日だそうだ。で、もう1日は五月十四日、私の誕生日!あらら、縁があるなと思ったら、この神様は風雨の神様で、元寇のときに日本を守ったそう。元寇…モンゴル…に強かったんですね。なんとなく、これは私が頼りにしたい神様です。偶然というか縁というのはすごいものです。

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こちらが風日祈宮五十鈴川を渡った先にありました。

そんなこんなで。今までしたことのなかった昇殿ご祈祷を受けてみた。あっさり清々しく祝詞は平易で分かりやすい。

参拝後の赤福は、たった数百円で、風のとおる畳敷きの広間でたっぷり休ませてくれて、お茶もついでくれる。ありがたい。

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そして、なぜかお土産ものやさんを見ていると、モンゴルの塩が出現する。

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分かったから。もう流れに逆らわないから。日本人だし、モンゴルに縁あるし。

と、暑さにボーっとしながら、すごく納得した伊勢神宮参拝でした。