新潟のちまき、東京のちまき
私が子供のころから食べていたチマキ。大きな笹の葉で包まれた三角、中華ちまきと同じ形だけど、笹はみどり色。
中身は、味付けのない、もち米。ゆでで、冷ましてあり、むいて、砂糖きなこの中にまぶして、食べる。ご飯がわりのボリュームがある。笹だんごと同じ時期に作ってたべるから、よく「笹だんごとちまき、どっちが好き?」という話をした。私はちまき派です。
東京にきて、東京のちまきの形を見るたびに、これは、「粽」という別な食べものの気がして。上京して35年、食べたことなかった。
今年、よく買う西荻窪の和菓子屋さん「喜田屋」に寄ったとき、おかあさん(おばあちゃん)が、「東京のちまき、食べたことある?これ、うちで作ってるの。仕入れると5本セットになっちゃうけど、うちで作ると1本でも売れるし。作るのは面倒なんだけどね。東京のちまきは、中はういろうよ」と、強力プッシュ。「ういろう、食べたことある?」 はい、名古屋土産で…。「名古屋のは、私は嫌いよ」。ここまで押されたら、買わない訳にも。
2本をまとめているのは、フツーのビニールテープ。いい感じ。
中身は、少しやわらかめのういろうでした。お皿に出して切って食べるのか、かぶりついていいのか?味も これしか食べたことがないので、スタンダードなのかどうかは分かりませんが、素朴な味だった。
笹にくるんだお菓子、いいなあ。笹飴も、食べたくなったなあ。